top of page
デザインとビジネスの関係はずいぶんと語りつくされてきました。アートとビジネスの間も長い歴史があります。言うまでもなくアートとデザインの境界争いも周知のところです。しかしながら、これだけ3つがお互いに近いところで活動しているわりに、この三角関係を論じる場はおもったほどにないです。
前回(2018年1月)の連続セミナーで登壇いただいた山口周さんが、「拙著の『世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか?』は丸の内の書店ではあまり出ないようです。青山や汐留の書店でよく売れますが…」と話してくれました。
クリエイティブの世界にいる、あるいは近いところにいると意識している人たちが、「そうだろう!自分たちの考えはやっぱり正しい」と思うために山口さんの本を読み、ロジカル思考こそが全てと思い込んでいる人たちの視界に彼の本はあまり入ってこないようです。
そこで本セミナーは、丸の内ビジネスパーソン攻略が適当かなとも思うわけですが、言うまでもなく山口さんは「全てはアート的感性の勝負だ」と主張しているわけではなく、アートとサイエンスの妙を語っています。
なにせ本セミナーの目的は、ツマラナイ縄張り争いで消耗せず、アートXデザインXビジネス+(愛)の世界をつくっていこうね、というネットワーキングですから、平和を愛する態度で立ち向かいます。
第2弾の連続セミナーを以下の要領で実施します。前回と同じように、毎回異なる多様なゲストを迎え、立命館大学経営学部教授の八重樫文が口火を切り、最後に締めをします。私、安西洋之が対談相手になり会場の皆さんにもバンバン振っていきますのでヨロシク!
DML Seminar 2018 オーガナイザー
安西洋之・八重樫文
DML Seminar 2018 オーガナイザー
安西 洋之モバイルクルーズ株式会社代表取締役・De-Tales ltdディレクター・立命館大学DML客員研究員 ミラノと東京を拠点としたビジネスプランナー。またデザインを視点においた異文化理解アプローチ「ローカリゼーションマップ」を考案し、執筆・講演等の活動を行っている。 著書に『イタリアで、福島は。』『世界の伸びている中小・ベンチャー企業は何を考えているのか?』(以上クロスメディア・パブリッシング)、『ヨーロッパの目、日本の目 文化のリアリティを読み解く』(日本評論社)共著に『デザインの次に来るもの』(クロスメディア・パブリッシング)、『「マルちゃん」はなぜメキシコの国民食になったのか?』(日経BP社)。訳書監修にロベルト・ベルガンティ『突破するデザイン』(日経BP)がある。 毎週、サンケイビズに『安西洋之のローカリゼーションマップ』をコラム連載。 | 八重樫 文立命館大学DMLチーフプロデューサー・経営学部教授 武蔵野美術大学造形学部基礎デザイン学科卒業、東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。デザイン事務所勤務、武蔵野美術大学助手、福山大学専任講師、立命館大学准教授を経て、2014年より現職。 2015年度ミラノ工科大学DIG(Dipartimento di Ingegneria Gestionale(経営工学研究所))客員研究員。 専門はデザイン論、デザインマネジメント論。 著書に『デザインの次に来るもの』(共著、クロスメディア・パブリッシング)、『デザイン・バイ・マネジメント』(共著、青山社)、訳書に『突破するデザイン』(監訳、日経BP社)『デザイン・ドリブン・イノベーション』(監訳/訳、クロスメディア・パブリッシング)など。 |
---|
bottom of page