ルールメイキング戦略に必要な『愛と寛容』を知ろう(受付終了)
6月16日(土)
|立命館東京キャンパス
ゲスト:藤井敏彦(経済産業研究所コンサルティングフェロー、多摩大学大学院客員教授) /オーガナイザー:安西洋之・八重樫文 /参加費:¥5,000 /定員:50名
日時・場所
2018年6月16日 14:30 – 16:30
立命館東京キャンパス, 東京都千代田区丸の内1-7-12 サピアタワー8階
イベントについて
「ルールがなければ、新しい事業は成立しないじゃない!」ということを、かなり身近に切実に普通の人が感じ始めたのは、ごく最近ではないでしょうか。以前から意識していたのは、ちょっとした先端人だったはずです。IT革命がおこってネットの世界で魑魅魍魎な現象があっても、「まあ、ネットは仕方ないね」と見ていたのですね。それがITとリアルの世界が融合しはじめるととたんにピリピリしはじめました。Uber、Airbnb、自動車の自動運転。ただルールってガチガチに社会やビジネスを統制するために作られているものじゃなく、一種の指針です。ルールを作る人の頭のなかにだって、いつも「寛容」があるわけです。ルールとアートやデザイン、決して化学反応がおこせない関係じゃないですよ。ながく世界のルールつくりにつきあってきた藤井敏彦さんと、愛と寛容の大切さを語りあいます。
藤井敏彦さんは東京大学を卒業後、経産省(当時、通産省)に入ります。20代から米国国務省との交渉、OECDのルール作りに関わり、ブリュッセルでは対EUのロビイストとして各国の担当官たちの考え方の流儀を読み込み、ルールを競争戦略として位置付ける人たちと丁々発止の交渉を重ねる日々を送るにいたります。「グローバル競争の本質は、異質なプレイヤーとの思考方法や世界観の競争なのだ」との藤井さんの言葉は、このような経験に裏打ちされています。経済産業研究所コンサルティングフェロー、多摩大学大学院客員教授。著書に『競争戦略としてのグローバルルール(東洋経済新報社,2012)』 『ヨーロッパのCSRと日本のCSR(日科技連出版社,2005)』 『EUのガヴァナンスと政策形成(共著,慶應義塾大学出版会,2009)』など。