デザインとビジネスの関係はずいぶんと語りつくされてきました。アートとビジネスの間も長い歴史があります。言うまでもなくアートとデザインの境界争いも周知のところです。しかしながら、これだけ3つがお互いに近いところで活動しているわりに、この三角関係を論じる場はおもったほどありません。
デザインから見ると、アートとビジネスはどういう関係に見えるんだろう? 同じく、アートから見ると、デザインとビジネスは?? ビジネスから見るとアートとデザインは??? この3つの視点をグルグルまわりながら、アート✕デザイン✕ビジネス+(そして、愛)の世界をつくっていくためのネットワーキングが本セミナーの目的です。
今回はSpecial Sessionとして、Xデザイン学校と共催でセミナーを実施します。社会における多様性の観点から主にマーケティング分野で研究されている、静岡大学大学院の本條晴一郎先生に話題提供していただき、後半では、安西洋之、八重樫文に加え、Xデザイン学校の山崎和彦先生も加わり、考えるディスカッションをしますのでご期待ください。みなさまの参加をお待ちしています。
DML Seminar 2018 オーガナイザー
安西洋之・八重樫文
Xデザイン学校公開講座+DMLセミナー
日時:
2018年10月22日(月)18:30-21:00(開場18:00)
場所:
東京都港区赤坂9丁目7番1号ミッドタウンタワー5階
(デザインハブ内)
参加費:
3000円
(Xデザイン学校2018年度コース受講者は無料)
プログラム:
18:30-18:40 「アート、ビジネス、デザイン」
八重樫文(立命館大学・教授)
18:40-19:50 「分野の壁を越えて見える意味のイノベーション」
本條晴一郎(静岡大学・准教授)
20:00-21:00 考えるディスカッション
本條晴一郎(静岡大学・准教授)
山崎和彦(Xデザイン学校・共同代表)
安西洋之(モバイルクルーズ・代表)
八重樫文(立命館大学・教授)
![39182338_1906584772974858_48101936773621](https://static.wixstatic.com/media/c6ea7f_c88516e767794c4b83a25196a3faa601~mv2.jpg/v1/fill/w_115,h_115,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,blur_3,enc_auto/39182338_1906584772974858_48101936773621.jpg)
本條晴一郎
静岡大学学術院工学領域事業開発マネジメント系列准教授
1978年東京生まれ。東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻博士課程修了。博士(学術)。
学術振興会特別研究員、東京大学東洋文化研究所特任研究員、NTTドコモモバイル社会研究所副主任研究員等を経て2017年より静岡大学学術院工学領域事業開発マネジメント(MOT)系列准教授。
主として経営学の分野で、特に製品やサービスの利用者自身がイノベーションを起こすユーザーイノベーションの研究に携わる。
創造性が日常の中でどのように発揮され社会を形作るかを中心課題とし、ボトムアップの社会理論の構築を進めるフィールドサイエンスを基本姿勢とする。数理科学者時代から経営学者時代に至るまで、一貫して学習とコミュニケーションをキーワードとしており、生物がいかにして複雑な世界を認識しているかの仕組み、および、社会における多様性に基づく研究を行っている。
著書、論文に『災害に強い情報社会』(共著, NTT出版, 2013年)、『ハラスメントは連鎖する』(共著, 光文社, 2007年)、「聴覚研究の歴史と展望――音高知覚の仕組みを探る」菊地成孔・大谷能生著『東京大学のアルバート・アイラー(キーワード編)』 所収(メディア総合研究所, 2006年。文春文庫, 2009年)、「ハラスメントの理論」『東洋文化』89号(2009年)、「強者の非暴力」長崎暢子・清水耕介編『紛争解決 暴力と非暴力』(ミネルヴァ書房, 2010年)所収、「多様性のマネジメント~無印良品のクラウドソーシング~」マーケティングジャーナル119号(共著, 2011年)、「2035年のモバイル社会、モバイル社会の未来像」NTTドコモモバイル社会研究所編著『モバイル社会の未来―2035年ロードマップ』(NTT出版, 2013年)所収、「リードユーザー」マーケティングジャーナル140号他。数理科学者として国際学会での受賞歴、経営学者として複数学会での受賞歴あり。